公園や道路の脇などに段ボールに入れて猫が捨てられているのを見かけたことはありませんか?
鳴いている子猫を見捨てることが出来ず保護したけど、どうしたらいいか分からない・・・。
実際に子猫を保護して飼った体験談と保護した猫にやるべきことや飼い方・注意点を紹介しますね。
野良猫を拾った時に最初にすべきこと
猫を保護した時に最初にするべきことは
とても大事
近くの動物病院へ連れて行きましょう!
野良猫は、過酷な状況で放置されているため十分に食事がとれていなかったり、衰弱している可能性もあります。
自己判断せずに、獣医さんに診てもらうことで健康状態を把握することが大切です。
動物病院へ行くことで、生後どれくらいか、どんなエサが必要か予防接種のことなど役に立つ情報がわかるんですよ。
野良猫は外に放置されていたので、ノミやダニが付いている可能性もあります。
病院だと対処法やお薬を出してくれるので安心できますね。
確認しよう
生後数日や1か月程度の子猫なら自力で遠くに行くことが難しので、捨て猫の可能性が高いですが、2、3か月くらいになってくると逃げ出してしまう事もあるので、迷い猫の届け出が出ていないか警察や動物病院に確認すると良いですよ。
次のような方法で確認できますよ。
- 近くの警察署か保健所に確認する。
- SNSで迷い猫情報をチェックする。
- 動物病院などの掲示板を確認する。
野良猫の食事の注意点
病院に行くことによって、保護した猫の年齢が分かるので年齢に合わせてエサを用意してくださいね。
目が開いていない子猫の場合は、ミルクしか飲まないので猫用のミルクを与えて下さいね。
牛乳は、猫にとって下痢をしたり負担になるのでお勧めしません。
保護した猫は、目がやっと開きかけた子猫だったので猫用のミルクを飲ませていました。
最初は、少しずつしか飲んでくれなかったので2,3時間おきに飲ませる必要があります。
一時期ミルクを嫌がり何時間も眠ったまま飲まなかったので、病院に連れて行くと「ミルクが濃すぎるのでは?」と言われました。
きちんと量を計って作っていても、その子によっては濃すぎることもあるようなので様子を見ながらあげて下さいね。
ちなみに、少しミルクの量を減らし薄くしたことで飲んでくれるようになりましたよ。
気になる時は、動物病院へ行くことをおすすめします。
成猫だと、ドライフードやウエットフードなど色々ためしながら与えていくことが可能です。
ドライフードが苦手な時は、ふやかしたりウエットフードを混ぜてあげると食べてくれることもありますよ。
野良猫を動物病院に連れて行くタイミング
野良猫を拾ったら、すぐに病院に連れて行くことが大事ですが、出先で見つけた場合や一度家に戻らないといけない場合であっても、出来るだけ早く動物病院へ連れて行ってあげましょう。
野良猫は、ノミやダニ・ウイルスを持っていたり猫風邪をひいている可能性や十分な食事がとれず衰弱していることが多いです。
動物病院で分かる事・できる事
- 健康状態が分かる。
- 生後どれくらいかや年齢が分かる。
- 血液検査
- 便検査
- 混合ワクチン接種
- ノミ・ダニ駆除
動物病院でかかる費用は、8,000~15,000円程度が目安です。
動物病院によって、検査内容や治療費は変わってきます「思っていたより高かった!」なんてこともあるので、病院に行く前にだいたいの費用を聞いておくと安心です。
費用は高くついても、初めにしっかり検査することで猫にも飼い主にとっても安心ですよ。
子猫を保護した時は、鳴き声も小さく衰弱していたのと自宅に先住猫がいたので、ノミやダニ・感染症があった場合うつさないように、すぐに病院へ連れて行きました。
検査やノミ・ダニ駆除などで、8,000円程度
ワクチン接種は、まだ接種できるほど成長してなかったので獣医さんと相談して数か月後あらためて受けに行きました。
最初に病院へ行ったことで、衰弱していても感染症もなく異常がないことがわかり、ノミ・ダニ駆除もできたので安心して連れて帰れたことが良かったです。
帰宅後、生後どれくらいか分かっていたので、エサに迷うことなくミルクを飲ませることができました(*^-^*)
診療費はかかりましたが、拾った猫や先住猫の為にも行ってよかったと思います。
野良猫をおうちで保護する時の注意点
特に子猫は過酷な状況で放置されていると、自分で体温調節が出来ないので体温が下がっていることが考えられます。
箱などに使わなくなったタオルなどを入れて温かくしてあげて下さいね。
ポイント
お湯を入れたペットボトルやカイロをタオルで包んで入れておくと低体温が防げます。
最初は慣れないかもしれませんが、温かくて安心できる場所が出来るとよく眠ってくれます。
工夫して安心できる場所を作ってあげて下さいね。
野良猫のトイレトレーニング
保護した猫が子猫だった場合は、トイレトレーニングが必要になってきます。
子猫は、母猫がおしりを舐めることが刺激になりますが、保護猫の場合は刺激を与えてあげないといけません。
おすすめは、ぬるま湯で濡らしたコットンを軽くトントンとおしりの周りを刺激してみることです。
徐々に猫砂の上などで刺激してトイレをする事で、そこに自分の匂いがつくのでトイレはここだと覚えて行ってくれますよ。
使用後のコットンを置いておくのもおススメです。
野良猫は、なかなか指定の場所ですることが難しいかもしれませんが、根気よく教えてあげていくことで覚えてくれますよ。
焦らずにのんびりと実践していくことが大事です。
まとめ
野良猫を保護したものの、どうしたらいいか分からない時は動物病院に行くようにしましょう。
獣医さんは、沢山の経験を積まれているので保護した猫によって対処法を教えてくれます。
自己判断で行動してしまうと、後々病気や衰弱してしまったりとリスクが高くなることも・・・。
しっかりケアしてあげる事が大事ですね。